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名称 松花堂昭乗書状 久保権太輔宛  
名称 よみ しょうかどうしょうじょうしょじょうくぼごんだゆうあて  
作者 松花堂 昭乗  
作者 よみ しょうかどうしょうじょう  
制作年  
形態 掛軸  
産地/発行者  
員数 1  
法量 本紙 : 縦34.6×横65.8 ; 全幅 : 縦91.2×横68.0  
材質  
技法  
用途  
概要 【釈文】
(前欠)
一このころ御気相/よく候之由大慶ニ存候/拙子も此間ハ一段々々/そくさいニ御座候/一木工との御ふくろ/御気色も此程御験シ/候之由めてたく存候/一木工との/ふるせとの/かたつき御取出被成候由/さてくきたいの/御仕合と存候御てから/ひるいなく候拙子式/迄大慶不過之候/今年ハ其元ヘ罷越/事ハなるましきと/相定候へとも御茶入の/御悦ニ可罷越候/一罷越候時面上にて御/談合ニも可申と存候へと/先書状ニて申候、おこや/事此中九郎兵衛いけん/申候へハ心もちもなをり候/二条とのへももとり/可申由申候と九郎兵へ/申候若左様ニも候ハゝ/なをし申度事ニ候/御六借なから貴老/おこや口をも御きゝ/候て心もなをり候と/思召候ハゝ二条とのへも/貴老被仰候而げん/ぢう御させ候て可被下候/二条殿御心中も/不存候へハいつとても/拙子申出候事ハ不成候/貴老御内証御きゝ/候て可被下候其上拙子/申てよく候ハゝワさと/罷越候而も可得意候/御むつかしなから頼/申候おこやなま心得ニ/候之故左京御内儀とも/おこや不通之由候御内儀へも/御談合候而可給候/一遠江との御仕合無/所残御出頭之由候/御上ハいつともしれ/不申由候なにかニつけて/待ちかね申斗候/一江月和尚より/御状参候さすらへの/両和尚ノ御ワひことも/相国様御本復之御/悦ことニ可被仰出之由/御きもいり衆御申候ニ付/弥御さいかく無由断由/申来候何事も追而/可申承候恐々謹言/九月廿八日(花押)/おとこ山/久権太様/滝本坊
【内容】
久保権大夫(1571?1640)は奈良・春日社の禰宜の出身。北野大茶湯を見て心打たれ、袋師を生業にして茶人を志し、昭乗や遠州らと親しくした。東大寺御影堂の古材を用いて草庵を建て、遠州より「長闇堂」の号を贈られ、これを自らの号とする。「長闇堂」は、「松花堂」と同じく持仏堂を備えた方丈の茶室。
この手紙で昭乗は、権大夫の甥(木工助)が古瀬戸肩衝茶入を掘り出したことを絶賛している。配流された大徳寺の玉室・沢庵両和尚の赦免の話題等により、寛永八年(1631)の書状と知られる。  
所蔵 収蔵庫  
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