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中分類 書跡  
小分類 古文書  
名称 松花堂昭乗書状 小堀遠州宛  
名称 よみ しょうかどうしょうじょうしょじょうこぼりえんしゅうあて  
作者 松花堂 昭乗  
作者 よみ しょうかどうしょうじょう  
制作年  
形態 掛軸  
産地/発行者  
員数 1  
法量 本紙 : 縦27.0×横43.7  
材質 紙本墨書  
技法  
用途  
概要 【釈文】
左京御使ニまかり候由今日御ともして/ならへ罷下之由候桑織のおのミ候/十三日ニ玄仍廿五廻ノ追善ノ連哥玄的興行/其後可被下候由今朝申来候御約束の哥仙絵中々/老手故不出来ニ而手ふるひ候斗ニ候他見者/御無用麁御座候/尊章殊名花色々被送下なかめ/申候而弥心ちもきよまりなくさミ別而/忝存候剰御詠ありかたくすし返々はらに/あちはひ候ニ随て玉ことくにふるひ金の/ことくになり出候はゝかりなから取あへす/こころある人こそつくれほとゝきす/なとワか山をわすれはつらん/御添削奉頼候/如仰よき雨降人倫ハ不及申鳥獣草木まても/こゝろよききそくニ相みえ申候拙者事/心よはきにしたかひて御ゆかしさハいや/まし候さ月の初つかたお茶つまり其/御ひまあき次第御参行たるへきよしはや/よろつにつけて御心隙も御座あるましく候和尚/ことに日なかく心おほへなされ候よしよぎ/なく存候尊前御下向ニ候ハゝ六道の地蔵にて/御座あるへきとかねて御うらやましく存承候/とかくやがて罷越万々可得意候間早々申/上候恐惶頓首/初夏十二(花押)/滝本[ ](坊)/宗甫様 拝答[  ]
【内容】
遠州(1579?1647)は、幕府の作事奉行を務め、茶を古田織部に師事し、織部没後に徳川将軍二代の茶道師範となった。独自の美意識に基づく茶風は「綺麗さび」と呼ばれる。昭乗とは姻戚関係にもあたり、親しい交流があった。
この書状の3行目に見える「玄仍」は江戸前期の幕府御連歌師・里村玄仍(1571?1607)のことで、昭乗はその二十五回忌に追善の句を詠み、遠州に添削を依頼している。また、約束の歌仙絵を描いたが不出来なこと、5月に新茶を詰めたら伺いたいが叶わないだろうことなども記され、昭乗と遠州の親しい間柄が窺える。玄仍の没年より寛永八年(1631)4月13日の書状と知られ、末尾には「瀧本」の署名がある。  
所蔵 収蔵庫  
画像

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