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工芸 |
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名称 |
松花堂下絵四ッ切塗箱 |
名称 よみ |
しょうかどうしたえよつぎりぬりばこ |
作者 |
不詳 |
作者 よみ |
ふしょう |
制作年 |
江戸時代後期以降か |
形態 |
塗箱 |
産地/発行者 |
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員数 |
2 |
法量 |
縦29.8×横29.8 |
材質 |
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技法 |
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用途 |
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概要 |
松花堂弁当の原型は松花堂昭乗の「四つ切塗箱」と言われるが、本歌は伝わっていない。四つ切の塗箱を絵の具箱や煙草盆に使っていたという伝えが残るだけである。瀧本坊真乗が延享3年(1746)遠州流の茶人・青木宗鳳らを招いて瀧本坊で行った茶会の記録の中に、瀧本好みの春慶塗の盆が煙草盆として用いられていたことが記されている。(『八幡滝本茶湯』;「待合タハコ盆瀧本好之 四角にして薄く折敷程有中を十文字ニ仕切ヲ入 上縁何れも唐戸面組天井のことし 一組乃内に不残滝本の墨絵有惣春慶塗也 少しはげ候て見へ兼申候」) この箱は、全体を春慶塗にして、四切の各面に水仙、燕、翡翠、菊の絵が墨で描かれている。いずれも、寄合賛絵巻等に見られる昭乗の花鳥画によく似た描写である。本来の用途は不明だが、『八幡滝本茶湯』記載の「滝本の墨絵」のある春慶塗たばこ盆を後世に写したものと考えられる。 |
所蔵 |
収蔵庫 |
画像 |
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