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名称 松花堂昭乗書状 左京宛  
名称 よみ しょうかどうしょうじょうしょじょうさきょうあて  
作者  
作者 よみ  
制作年 江戸時代  
形態 掛軸  
産地/発行者  
員数 1  
法量 本紙 : 縦17.5×横67.5 ; 全幅 : 縦105×横69.5  
材質 紙本墨書  
技法  
用途  
概要 【釈文】
尚ゝいつもよりも今年ハ/仕合よく罷上申候 公方様/中納言様 其外大名衆よりも/小袖いろいろ外聞よく罷上/申候 何事も何事も/□面にて可申上候/如申上候/コビたる仕合御座候而/ウス茶入之/□キキリサウなる/ものを取出申候 坊主も/□□ヲつふし被申候/万五郎立寄申候間/啓上候仕候/一、私事一昨晩十日帰山仕候/江戸ニ而、公坊様御礼/首尾能申上、御ふくなと拝/領、仕合よく尾州迄罷上/中納言様御懇ニテ御茶/被下、金子なと拝領、御年寄/衆よりも小袖なと給、然者無/所残罷上申候間、御心易可被/御召候、御すき相客/禁中様之/光西堂 愚身 智徳院/此三人/一、御かけもの 圓悟/一、御茶入 こが/一、御花入 きねの折/一、御茶玩 狂言袴/一、御釜 かぢ/一、御水さし 紹鴎所持ノ古備前/一、御茶杓 利休虫くひ/一、御香合 ほていノほり/ ツイ朱 有楽/御道具此分ニ候、当年尾州/御帰国御すき始ニ候、拙者本客と御意、外聞ニたへたる躰□/冥加仕合ニ御座候き/一、小遠州十日ニ伏見御立候而/江戸被下候由候、路次違申候不懸/御目、御残多存事候、松も御供/被参候由、大儀ニ而御座候へとも可為/仕合候、権も伏見迄御供候よし/一両泊も送可上申と存候/一、驚助、近日可被成御上候、急便/早□□候、恐惶謹言/ 式部卿(花押)/三月十二日/左京□様  御報
【内容】
昭乗が兄の中沼左京に宛てた手紙である。昭乗が江戸からの帰り、尾張を訪ね、義直から歓待された様子を報告している。義直は昭乗を正客に名器を揃えて茶会を催して手厚くもてなした。その時使われた茶道具が列挙されており現在も徳川美術館に、特に貴重な道具類として収蔵されている。文末の3月12日の日付けのみでは年は特定できないが、文中の「中納言」、自署の「式部卿」から、義直が中納言であった時期、昭乗が式部卿を名乗った時期を考えると、元和3年(1617)から寛永3年(1626)に出されたものであることがわかる。  
所蔵 収蔵庫  
画像

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