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中分類 絵画  
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名称 劉禹錫像画賛 陋室銘  
名称 よみ りゅううしゃくぞうがさんろうしつめい  
作者 松花堂 昭乗  
作者 よみ しょうかどうしょうじょう  
制作年 江戸時代初期  
形態 掛軸  
産地/発行者  
員数 1  
法量 画 : 縦26.0×横36.3 ; 書 : 縦28.8×横30.1  
材質 紙本墨画淡彩  
技法  
用途  
概要 【釈文】
「山不在高有仙則名水不在深有龍/則霊斯是陋室惟吾徳馨苔痕上/階緑草色入簾青談笑有鴻儒往/来無白丁可以調素琴閲金経無/絲竹之亂耳無案牘之労形/南陽諸葛廬西蜀子雲亭/孔子云何陋之有」
【内容】
団扇形の画面に巻子を読む唐の詩人・劉禹錫(772?842)の斜め後ろ姿を描き、その上に彼の詩「陋室銘」を大師流の書風で書いている。団扇形は、「松花堂好」の定番の意匠である。また、中国の古典を題材にした作品には大師流の書で賛をすることが多い。描かれているのは後ろ姿であるが、彼の表情や目線までが感じられ、前方を空白にすることによって、その場の空気や奥行きまで伝わってくる。昭乗の人物画には殆ど床面の描写はないが、そこにいる人物の存在感は確かなもので、衣服の柔らかさやその中の身体が実在をもって見えてくる。奥書には、師の命で書写した旨が記されている。「陋室」とはみすぼらしく粗末な家のことで、そこに住まう人の徳が高ければ何ら恥じることはない、という内容である。  
所蔵 収蔵庫  
画像

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